1 バイク事故の現状

【表1】  死傷者数 死者数 致死率 1000人中死者数
自動車乗車中 414,088人 1,338人 0.32% 3.2人
自動二輪乗車中 31,566人 460人 1.46% 14.6人
原付乗車中 32,893人 224人 0.68% 6.8人
【表2】  死傷者数 重傷者数 重傷者の割合
自動車乗車中 414,088人 10,348人 2.5%
自動二輪乗車中 31,566人 4,965人 15.7%
原付乗車中 32,893人 5,041人 15.3%

 これらの表は、平成28年中に起きた交通事故に関する警察庁の統計をまとめたものです。【表1】は、自動車等に乗車中の死傷者数のうち、死者数がどの程度かをあらわしています。【表2】は、自動車等に乗車中の死傷者数のうち、重傷者数がどの程度かをあらわしています。

 これらの表によると、自動二輪車乗車中の事故の致死率は1.46%で、自動車乗車中の事故の約4.6倍、原付乗車中の事故の致死率は、自動車乗車中の事故の約2.1倍です。
 また、重傷者の割合についても、自動二輪車乗車中の事故の場合は、自動車乗車中の事故の約6.3倍、原付乗車中の事故の重傷者数の割合は、自動車乗車中の事故の約6.1倍です。

 これらのことから、自動二輪車や原付といったバイク乗車中に事故に遭った場合、自動車乗車中に事故に遭った場合と比べ、致死率も重傷を負う割合も非常に高いことが分かります。

2 バイク事故の損害賠償請求

 バイク事故の場合であっても自動車事故の場合であっても、損害賠償請求をする手順などは基本的に同じです。バイク事故だからということだけで慰謝料等が変わるといったことはありません。

 ただ、ご説明したとおり、バイク乗車中に事故に遭った場合、自動車乗車中に事故に遭った場合と比べ、致死率や重傷を負う割合が非常に高くなります。

 そこで、自動車事故と比べ、後遺障害が残る可能性や、より等級の高い後遺障害が残る可能性が高くなります。そして、その場合、治療費、休業損害、傷害慰謝料や後遺障害慰謝料、後遺障害逸失利益等、それぞれの損害額が多額になります。

 また、バイク事故に限ったことではないですが、事故について、当事者同士で過失割合につき争いになることもあります。損害額が多額となると、例えば過失割合が5%や10%異なるだけで、全体の損害賠償額は大きく異なってきます。

 より詳しいことについては、一度、交通事故に精通した弁護士に相談してみて下さい。

バイク事故に関連するページはこちらをご覧ください。

― バイクによる交通事故の場合
— バイク(二輪車・オートバイ)事故の特徴
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