解決時に、将来発生する分の損害を予め一括して受け取った場合、中間利息を控除することになりますが、その中間利息を簡易に計算する為に用いられる数値のことをいいます。

交通事故による損害賠償金は、基本的には、示談ないしは裁判によって解決した時点で、一括して全額受け取ります。

この点、交通事故によって後遺障害が残り、後遺障害逸失利益を相手方から受け取れる場合があります。そして、後遺障害逸失利益とは、交通事故による受傷が原因で、後遺障害が残り、労働能力が低下して将来の収入が減少するような場合の補償ですので、現実の損害発生時前に一時金として受け取ることになります。

ただ、その金員は、本来解決時には手に入らないにもかかわらず、解決時に受領した時点から現実の損害発生時まで利用できることになります。

それゆえ、現在の実務上、解決時の一時金の計算にあたって、予めその利息分(年5%)を差し引いた金額にすべきものと考えられています(中間利息控除といいます)。

この点、中間利息の計算をすることは非常に煩雑であることから、現在の実務上、中間利息の控除を簡易に計算するためにライプニッツ係数が用いられています。

これにより、例えば、後遺障害逸失利益の労働能力喪失期間が10年であるという場合、10年に対応するライプニッツ係数を用いることで、10年分の中間利息を控除した金額を簡易に計算することが可能です。

より詳しいことにつきましては、一度、交通事故の実務に精通した弁護士にご相談ください。