走行中に急ブレーキを踏んだせいで追突されたら、過失割合はどうなる?

 群馬県高崎市の弁護士がお答えします。

 走行中に前方車両が急ブレーキをかけたことが原因で後続車が追突事故を起こしたとされる場合、追突された車と追突した車の基本過失割合は30:70となります。

 詳しくは以下で解説します。

目次

1.追突された側が必ずしも過失0になる訳ではない
2.状況によって過失割合は修正される
3.過失割合に納得いかない時は専門家に相談を

 

1.追突された側が必ずしも過失0になる訳ではない

 一方が停車中の追突事故は、原則として追突した車に責任がありますので、追突した側に100%の過失が認められます。しかし、追突された車が追突の原因になるような運転をしている場合はその限りではありません。

 ご質問のように前方車両が何らかの原因によって走行中に急ブレーキを踏み、後続車が追突した場合では、急ブレーキをかけた事が追突事故の原因であると判断されれば、追突した車と追突された車の基本過失割合は30:70となります。

 つまり、追突された車の運転者にも30%の過失があるとされます。

2.状況によって過失割合は修正される

 もっとも、前記した過失割合は、事故場所、車間、車の速度、ブレーキの原因などの個々の交通事故の具体的事故状況などにより変わってきます。

 30:70というのはあくまで基本の過失割合であるため、30%より低い過失割合が認められる可能性もあります。逆に、追突された車に著しい過失が認められる場合には、30%より高くなる場合もあります。

3.過失割合に納得いかない時は専門家に相談を

 過失割合がどの程度になるのかは、様々な要素について検討する必要があり専門的な知識が必要になります。

  • 保険会社の過失割合に納得できない
  • まだ過失割合について言われていないが、どうなるか不安

 交通事故の損害賠償では、過失割合によって受け取れる賠償金の額が変わってきます。事故状況によっては、丁寧にくまなく状況を検討すれば、自身の過失割合が低くなり、賠償金が増額する可能性もあります。

 ご自身の過失割合について疑問や不安がある方は、一度専門的な知識を有する弁護士などに相談されることをおすすめします。

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