ご依頼者様データ
被害者 | 安中市在住の70代女性 |
事故状況 | ご依頼者様:自転車 / 相手方:車 |
傷病名 | 右大腿骨頚部外側型粉砕骨折 頭部打撲 等 |
後遺障害等級 | 第12級7号(股関節の機能障害) |
当事務所の対応ポイント | 後遺障害等級認定サポート 相手方保険会社との示談交渉 |
対応結果 | 適切な後遺障害等級の認定 裁判基準での賠償金獲得 |
賠償額の内容
主な費目 | 保険会社の提案 | 当事務所のサポート結果 |
---|---|---|
傷害慰謝料 | 約100万円 | 約110万円 |
後遺障害慰謝料 | 0円 | 約290万円 |
過失割合 | 30% | 0% |
合計 | -94万円 (94万円支払えとの提案) | 約550万円(約644万円増額) |
ご相談・ご依頼のきっかけ

安中市在住の70代女性が、道路を横断するため、自転車に乗って自転車横断帯上を横断していたところ、左方からきた相手方車両が衝突し、受傷しました。
被害者の方は交通事故被害による受傷後、78日間入院し手術等の治療を受けました。退院後は、症状固定まで約200日間、通院により治療・リハビリを受けました。(実通院日数40日)。
治療終了後、相手方の保険会社から被害者の方に提案がありましたが、その内容は「94万円を支払ってください。」というものでした。
事故被害に遭ったにかかわらず、保険会社から請求を受けている状況について、非常に困惑されていました。
そのような内容となってしまった主な要因は次のように考えられました。
・自由診療で治療を受けていたため治療費が高額だったこと
・保険会社の提示する過失割合が被害者の方に不利な内容だったこと
・後遺障害認定の手続きをしていなかったこと
ご相談時に、相手方保険会社の提案内容があまりにも低廉である事や、後遺障害の認定可能性があることをお伝えし、ご依頼いただきました。
当事務所の対応

当事務所で後遺障害の申請を行ったところ、右股関節の可動域制限が認められ、「1下肢の3大関節中の1関節の機能に障害を残すもの」として後遺障害12級7号が認定されました。
その後示談交渉を行いましたが適切な賠償額には届かず、訴訟を提起しました。
その結果、当初の保険会社の提案は「94万円支払え」との内容でしたが、訴訟上の和解における裁判所の判断にもとづき、保険会社の提案とは逆に550万円の支払いを受けることができました。
解決のポイント

特に次の点が結果に大きく影響したと思います。
【傷害慰謝料】 100万円→190万円
裁判基準での金額が認められました。
【後遺障害慰謝料】 0円→290万円
後遺障害の等級認定を受け、訴訟をした結果、裁判基準による290万円が認められました。
【過失割合】 30%→0%
事故現場付近に変則的な十字路があったことにより、過失割合の評価について、相手方と大きな見解の相違がありました。
ご依頼者から詳細に事故状況を聞き取り、刑事記録を精査等の上、率直な主張をした結果、裁判所の和解案において当方の過失割合を0と評価して頂きました。
ご依頼者様のご感想
事故発生直後より、加害者・保険会社の対応が悪く、心労を重ねてきました。
なので、今回依頼した結果、過失割合が0対10になった事が何より嬉しかったです。
大変お世話になりました。私どもの気持ちの晴れる結果を導いていただきありがとうございました。
