case85 高次脳機能障害が見過ごされていた主婦の方につき、当事務所のサポートにより後遺障害7級が認定され、約3500万円(8.3倍に増額)を獲得した事例

ご依頼者様データ
被害者

前橋市在住の30代女性(兼業主婦)

事故状況 ご依頼者様:自転車 /  相手方:車
傷病名 外傷性くも膜下出血、脳挫傷、嗅覚障害など
後遺障害等級

併合7級

(内訳)

・記憶障害などについて7級4号(神経系統の機能又は精神に障害を残し、軽易な労務以外の労務に服することが出来ないもの)
・嗅覚障害について嗅覚の減退として14級相当

当事務所の対応ポイント 後遺障害等級認定サポート相手方保険会社との示談交渉
対応結果 適切な後遺障害等級の認定裁判基準での賠償金獲得

 

賠償額の内容
主な費目 保険会社の提示額 解決額 増加額
休業損害 49万円 165万円 116万円
傷害慰謝料 67万円 152万円 85万円
後遺障害逸失利益 250万円 2651万円 2401万円(約10倍に増額)
後遺障害慰謝料 131万円 1000万円 869万円(約7.6倍に増額)
賠償総額 425万円 3549万円 3124万円(約8.3倍に増額)

 

ご相談・ご依頼のきっかけ

 前橋市在住の30代女性が自転車で横断歩道を渡っていたところ、左折進行してきた加害車両と衝突する事故に遭われました。

 事前認定により、後遺障害12級13号が認定され、相手方の保険会社より示談金額の提示がありました。

 「金額が妥当なものか知りたい」とご相談にいらっしゃっていただき、詳細な事故状況やご本人の症状等を聞き取ったところ、高次脳機能障害の可能性が認められたため、ご依頼をお受けして適切な後遺障害等級認定を求めていくこととなりました。

当事務所の対応

 お怪我の内容や程度、ご家族から伺った症状の内容や程度などから、今回の事故により、記憶障害をはじめとした高次脳機能障害が生じていると思われましたが、事前認定では、被害者の方が高次脳機能障害である可能性が無視された等級認定となっていました。
 そこで、後遺障害についての異議申立や自賠責保険・共済紛争処理機構への紛争処理申請を行い、被害者の方の記憶障害などの症状が今回の事故による高次脳機能障害であり、それに見合う等級を認定するよう求めました。

▶ 「高次脳機能障害」について詳しくはこちら

当事務所が対応した結果

 異議申立では高次脳機能障害は認められませんでしたが、自賠責保険・共済紛争処理機構に適切な後遺障害等級が認定されるよう申請を行いました。

 その結果、今回の事故による高次脳機能障害が認められ、事前認定で併合12級だった後遺障害等級が併合7級と、大幅なアップとなりました。
 その後、加害者の保険会社と示談交渉を行い、自賠責保険から支払分を含めて合計約3500万円の損害賠償が認められました。

自賠責保険・共済紛争処理機構とは?

後遺障害等級の認定結果に納得ができない場合は、自賠責調査事務所に異議申立を行うことができます。しかし、異議申立を行っても結果が思わしくない、またはその結果に疑義が生じる場合等は、「紛争処理機構」に申請を行い、判断をしてもらう事ができます。(なお、よく似た「紛争処理センター」とは別の機関です。)

弁護士の所感(解決のポイント)

  高次脳機能障害で良くあるのが、ご本人や周囲が症状に気がつくことができない、もしくは気づいていても事故のせいではないとか、大した事はないと考えて、適切な治療を受けないために発見が遅れるというケースです。

 今回の事案でも、記憶障害などの高次脳機能障害の症状についての医療機関への受診が大幅に遅れたことから、今回の事故と症状との因果関係が問題になりました。因果関係が認められないと、被害者の方に残ってしまった後遺障害について適切な補償を受ける事が難しくなってしまいます。

 当事務所では以下の点を詳細に主張しました。

・事故後に意識障害が認められたこと
・脳の損傷部位と症状との間に整合性が認められること

 これらの主張が認められ、高次脳機能障害の症状に見合った適切な後遺障害等級が認定されました。その結果、約3500万円という賠償金を獲得でき、凄惨な事故に遭われたご依頼者が適切な補償を受けるサポートができたのではないかと思います。

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当事務所の解決事例

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