高次脳機能障害とは、記憶や行動、言語、感情などの機能に障害が起きた状態のことで、交通事故などで頭に強い衝撃が加わることで脳を損傷したことが原因で起こることがあります。

Q. 高次脳機能障害とは?

A.記憶や行動、言語、感情などの機能に障害が起きた状態が高次脳機能障害で、交通事故などで頭に強い衝撃が加わることで脳を損傷したことが原因で起こることがあります。

脳に強い力が加わったために、血管が切れる、血管に血栓ができて詰まる、脳出血を起こす、脳に炎症ができる、脳の酸素不足で脳が正常に活動できなくなるなどの病変が起こり、失語症、記憶障害、注意障害、自発性の低下、思考能力の低下などの後遺障害を発症します。

高次脳機能障害は、交通事故後に病院で受診しても発見できないことがあり、その後、怪我をした人が日常生活に復帰して社会生活を以前のように送れなくなったことに周囲の人が気付いて、はじめて病気を発見するケースが多いのが特徴です。

なぜ、高次脳機能障害と診断するのが難しいかというと、表面的に目立たない障害なので、受傷者を見ただけでは、病気かどうかわからないことと、本人も病気であることを意識していないからです。
事故の前と後で人が変わったようになったという場合は、高次脳機能障害を発症している可能性があります。
高次脳機能障害の診断は、CTやMRI検査の他に、臨床心理士や言語聴覚士、作業療法士などによる神経心理学検査を行います。