腓骨神経が切れたり圧迫されたりしたのが原因で、下腿にしびれなどの知覚異常が現れたり、足首や足指の動きが悪くなるのが、腓骨神経麻痺です。
Q.腓骨神経麻痺とは?

A.交通事故で運転者や同乗者が膝から下の足の部分をダッシュボードに打ちつけるなどして怪我をした場合に、腓骨神経(ひこつしんけい)が切れたり圧迫されたりしたのが原因で、下腿にしびれなどの知覚異常が現れたり、足首や足指の動きが悪くなったり、可動域が狭くなるのが、腓骨神経麻痺です。

腓骨神経は太ももの後ろ側から膝の外側を通って下腿に向かっていますが、皮膚のすぐ下にあるので神経を保護してくれるものが少なく、外からの圧迫を受けやすい神経です。
長時間正座をしていた時にしびれを感じるのも、腓骨神経が知覚異常を起こすからで、これも軽度の腓骨神経麻です。
むろん、正座によるしびれは時間が経つと改善しますが、交通事故が原因の足のしびれは、腓骨神経が損傷しているので、時間の経過と共に改善せず、後遺障害となって残ります。

腓骨神経が麻痺すると足首を曲げられなくなるので、日常生活では、靴下をはけない、つまづきやすくなる、サンダルで歩こうとすると履物が脱げる、自動車のアクセルやブレーキを踏めないなどの支障が出ます。
腓骨神経麻痺によるおもな後遺障害は、足関節や足ゆびが動かなくなるなどの症状です。