交通事故で車やバイクから投げ出されたり、事故の衝撃で歩行者が転んだりすると、大腿骨の中心部部分を骨折する大腿骨骨幹部骨折を起こすことが良くあります。
Q.大腿骨骨幹部骨折とは?

A.大腿骨骨幹部骨折とは、大腿骨の中心部部分が骨折した状態です。
交通事故で車やバイクから投げ出されたり、事故の衝撃で歩行者が転んだりすると、大腿骨骨幹部を骨折することが良くあります。

大腿骨幹部は大きな骨なので、衝撃の強さや力のかかり具合により、骨の折れかたは様々で、2カ所以上が折れる「二重骨折」、大腿骨が真横に二つに折れる「横骨折」、斜めに折れる「斜骨折」、渦巻型に骨が折れる「らせん骨折」、衝撃で骨が粉々に砕ける「粉砕骨折」などに分けられます。
大腿骨骨幹部はやや湾曲しつつも比較的まっすぐな骨で、衝撃が強いと骨を突き破って外に飛び出す「開放骨折」を起こすこともあります。

大腿骨には筋肉が付着していますが、大腿骨骨幹部骨折により筋肉がずれるので、足が大きく変形します。
大腿骨骨幹部を骨折すると、ふとももに強い痛みを感じて歩けなくなるので、救急措置を要請して、できるだけ早く整形外科に連れて行って治療を受けます。
治療方法は、成人の場合は髄内釘(ずいないてい)やプレートを埋め込んで骨を固定する方法が一般的です。

大腿骨骨幹部は、比較的血流が良く、骨が付きやすい個所ですが、複雑な骨の折れかたをしていたり、受傷者の体力的な問題でリハビリを十分行えない場合は、偽関節や可動域の制限などの後遺障害が現れることがあります。