大腿骨転子下骨折とは、大腿骨の上部にある転子部という両側に骨が膨らんでいる部分から少し下がった部分の骨折です。

Q.大腿骨転子下骨折とは?

A.大腿骨の上部に大転子と小転子部からできている「転子部」という両側に骨が膨らんでいる部分がありますが、この転子部から少し下がったところを損傷するのが「大腿骨転子下骨折」です。

大腿骨は人間の体の中で最も大きな骨ですが、意外にも骨折しやすい骨で、特に高齢者はわずかな衝撃で大腿骨を骨折するため、交通事故で転倒しただけで大腿骨を骨折することがあります。
大腿骨は太もも部分の細長い骨で、股関節によって背骨とつながっていますが、骨折する個所は大腿骨の先端付近の股関節と大腿骨の接合付近や転子部周辺に集中しています。

大腿骨は、人間が二本足で歩行するのに役立っていますから、大腿骨転子下にひびが入ったり折れたりすると、痛みがひどくて歩行が困難になります。
大腿骨転子下骨折は、レントゲンやCTで診断し、受傷後できるだけ早く手術をして骨を固定します。

転子下骨折をしても、健康で体力がある人は、適切な手術とリハビリによりもとの生活に戻れますが、高齢者や体力が落ちている人の場合は、寝たきりの時間が長くなって、もとのように歩行ができなくなり、後遺障害を発症することがあります。