変形性股関節症は、股関節の形の異常なために股関節の形が変形していく症状で、交通事故で股関節に近い部分の大腿骨を骨折した場合に完治しない場合に発症することがあります。

Q.変形性股関節症とは?

A.変形性股関節症は、股関節の形の異常なために股関節の形が変形していく症状です。
股関節の変形は、時間をかけて進行し、股関節を形成している臼蓋(きゅうがい)と大腿骨頭が接触する部分の軟骨が摩耗や変形を起こして、関節がぼろぼろになります。

変形性股関節症が起こる原因は、関節の血行不良、関節に対する極度の加重、関節の酷使などが考えられます。
変形性股関節症には一時性の原因と二次性の原因があり、一時性の原因は老化によるもので、骨密度の低下や、関節の軟骨がすり減って関節が動かなくなることです。
二次性の原因とは病気や怪我によるもので、先天性の股関節脱臼や臼蓋(きゅうがい)形成不全、リウマチ、アルコールによる大腿骨頭壊死などが挙げられます。

これだけでは、変形性股関節症が交通事故による傷害とは関係がないように思われるかもしれませんが、実は交通事故が原因の後遺障害の中でも、変形性股関節症は発生しやすい症状の一つですので、若い人にも発症リスクがあります。
交通事故で、大腿骨頸部や大腿骨転子部などを大腿骨に近い部分を骨折すると、骨折した足が短くなって外側に開いたようになるので、接合手術または人工股関節を挿入する治療のいずれかを選択します。
股関節に無理な負担をかけないことが大切なので、肥満体型の人は治療に特に注意を払う必要があります。