偽関節は、骨折その他の原因で損傷した骨がもとの状態に戻らずに、本来動くべきでない箇所がぐらぐら異常な動きをすることで、交通事故に多い後遺障害です。
Q.偽関節とは?

A.偽関節は、骨折その他の原因で損傷した骨がもとの状態に戻らずに、本来動くべきでない箇所がぐらぐら異常な動きをすることで、「難治性骨折」と呼ぶこともあります。
骨折した部位が、時間をかけて治療をしても完治しないで後遺障害が残るような非常に治りにくい骨折です。

偽関節が起こる場所は、腕の骨-上腕骨、橈骨(とうこつ)、尺骨(しゃっこつ)や、足の骨-大腿骨、腓骨(ひこつ)、脛骨(けいこつ)などのうち、関節と関節の間の骨幹部です。

交通事故による骨折で、強く複雑な力が人体に作用すると、骨の折れ方が単純ではないので、偽関節は自動車の人身事故で多い後遺障害の一つに挙げられます。

偽関節の原因は、骨折部分の固定が十分でなかったこと、粉砕骨折や、骨の一部が欠けていて骨の癒合がうまくいかなかったこと、血流障害のために受傷部分に十分な血液が流れないことなどです。

骨折個所を十分固定していなかったのが偽関節の原因の場合は、より強固に固定することで治療を試みます。
骨の癒合がはかどらないために偽関節になっている場合は、骨の移植手術などで骨折部分の骨が付くよう促します。
いずれの場合も、同じ部位を何度も手術することになるので、手術後の感染症リスクに注意が必要です。