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1 高次脳機能障害とは

    交通事故が原因で脳に外傷を負うことがあり得ます。そして、近時の救急救命医療の発達により、事故によって脳に損傷を受けたものの、病院の入通院の結果、一見すると、事故前とほとんど変わらない状態まで回復したように見えることがあり得ます。しかし、一見事故前と同じように回復したと思われる場合であっても、脳には重大な障害が残っており、事故前と比較して記憶力が低下したために勉強が思うように行かなかったり、言葉がうまく出てこなかったりする等の重大な障害を残すことがあります。

 

    このように、脳は多彩な機能を備えていますが、その脳の機能の中で、認知機能、記憶機能、言語機能、感覚・運動機能等の人として生活するために重要な機能のことを「高次脳機能」と言います。そして、脳に損傷を負い、この「高次脳機能」に障害が生じている状態のことを「高次脳機能障害」と言います。
 
 

2 高次脳機能障害の症状について

    高次脳機能障害の症状としては、例えば、以下のものが挙げられます。この点、以下の症状は、わずかな変化であったりするため、単に体調が悪いからに過ぎないと考えて見逃してしまう可能性があることから注意が必要と言えます。

 

    それゆえ、交通事故により頭部に外傷を負い、事故前と異なり以下の症状が出るようになったという場合には、適切な後遺障害等級を得るためにも、一度、高次脳機能障害であるか否かを検討してみることが有益と言えます。

 

 

・認知障害

 新しいことを覚えることができなくなった
 集中することができず、気が散りやすくなった
 行動を計画して実行することができなくなった

 

・行動障害

 周囲の状況に合わせた適切な行動ができなくなった
 複数のことを同時に処理することができなくなった
 話が回りくどく要点を相手に伝えることができなくなった

 

・人格変化

 自発性が低下した
 怒りっぽくなった
 
 

3 高次脳機能障害の後遺障害認定基準について

    交通事故による、後遺障害認定は、基本的に損害保険料率算出機構という組織によって行われています。そして、後遺障害等級としては、1級から14級まで存在し、数字が小さければ小さいほど、後遺障害の程度としては重いものとされています。
    この点、高次脳機能障害については、以下の基準で等級が認定されています。
 

1級1号

 身体機能は残存しているが高度の痴呆があるために、 生活維持に必要な身の回り動作に全面的介助を要するもの
 

2級1号

 著しい判断力の低下や情動の不安定などがあって1人で外出することができず、日常の生活範囲は自宅内に限定されている。身体動作的には排泄、食事などの活動を行うことができても、生命維持に必要な身辺動作に、家族からの声掛けや看視を欠かすことができないもの
 

3級3号

 自宅周辺を1人で外出できるなど、日常の生活範囲は自宅に限定されていない。また声掛けや、介助なしでも日常の動作を行える。しかし記憶や注意力、新しいことを学習する能力、障害の自己認識、 円滑な対人関係維持能力などに著しい障害があって、一般就労が全くできないか、困難なもの
 

5級2号

 単純くり返し作業などに限定すれば、一般就労も可能。ただし新しい作業を学習できなかったり、環境が変わると作業を継続できなくなるなどの問題がある。このため一般人に比較して作業能力が著しく制限されており、就労の維持には、職場の理解と援助を欠かすことができないもの
 

7級4号

 一般就労を維持できるが、作業の手順が悪い、約束を忘れる、ミスが多いなどのことから一般人と同等の作業を行うことができないもの
 

9級10号

 一般就労を維持できるが、問題解決能力などに障害が残り、作業効率や作業持続力などに問題があるもの
 
 

4 高次脳機能障害と認められるためのポイント

    後遺障害の認定は、損害保険料率算出機構という組織が行いますが、同組織においては、概ね、以下の各所見を総合的に検討して脳外傷による高次脳機能障害であるか、高次脳機能障害であるとして、どの程度の等級が妥当であるのかを判断しています。
 

・交通外傷による脳の受傷を裏付ける画像検査結果があること

    交通事故が原因で脳に損傷を受け、頭部を打ち付けた等の理由で直接脳が損傷したり(一次性損傷)、頭部を打ち付けたことにより頭蓋骨内で起こった出血が脳を圧迫して脳を損傷させる場合(二次性損傷)があり得ます。
    このように、頭部外傷等により脳に損傷を受けた場合、CTやMRI画像で脳出血や脳挫傷痕等の異常所見が確認できる場合があり、交通事故が原因で脳に損傷を負ったことが確認できます。それゆえ、CTやMRI画像は、高次脳機能障害が生じているのかを判断する重要な資料となります。
 

・一定期間の意識障害が継続したこと

    高次脳機能障害は、意識消失を伴うような頭部外傷後に起こりやすいものと考えられています。それゆえ、意識障害の程度と継続時間は、高次脳機能障害が生じているのかを判断する重要な資料となります。
    ただ、意識障害が全くないからと言って高次脳機能障害として認めないといった認定方法は採られていません。それゆえ、意識障害があることは高次脳機能障害を認定する一つの判断要素ということになります。
 

・一定の異常な傾向が生じていること

    高次脳機能に障害を残した場合、記憶力が低下する、感情の起伏が激しくなる等の異常な傾向が見られることがあります。それゆえ、事故前と比較して一定の異常な傾向が生じていることは、高次脳機能障害が生じているかの判断する重要な資料となります。
    この点、実際には、交通事故が原因で、こうした人格の変化が生じている場合であっても、単に体調が悪いからに過ぎないと考え、ご自身やその周囲の人が見逃してしまうこともあり得ます。
    それゆえ、周囲から「人が変わった」「変なやつになった」などと言われるようになった等の事情がある場合には、高次脳機能障害で生じ得る一定の異常な傾向が生じているものと言える可能性がありますので、一度、高次脳機能障害か否かを検討してみることが有益と言えます。
 
 

5 後遺障害として認められるためには

    これまで述べてきたように、高次脳機能障害は人格の変化等をもたらす複雑な後遺障害であることから、脳神経外科、整形外科のみならず、人格の変化も十分に把握するために神経心理学、リハビリテーションにも精通した専門の病院で診断を受けることが必要と言えます。

 

    また、CTやMRI画像で脳出血や脳挫傷痕が確認できるのであれば、高次脳機能障害を認定する一つの重要な資料となりますので、出来るだけ早い段階から脳のCTやMRIを撮影することが重要です。

 

    そして、わずかな脳機能の変化を見逃さないためにも、早い段階から神経心理学に精通した病院に通院し、神経心理学検査(たとえば、知能テスト、記憶力検査等)を受け、脳機能の変化を専門家に見てもらうことが重要と言えます。

 

    また、リハビリテーションに通うことも非常に重要です。なぜなら、リハビリテーションに通わなければ、基本的に、脳機能にどのような障害を残しているのか等を裏付ける資料が残らないからです。それゆえ、定期的にリハビリに通い続けることが非常に重要と言えます。

 

   病院で治療を行っているにもかかわらず、これ以上症状が改善しなくなる状態になることがあり得ます。このように、病院で治療を行っているにもかかわらず、これ以上症状が改善しない状態になることを症状固定と言い、残った症状のことを後遺障害と言います。

 

    そして、後遺障害の認定の手続きを行うためには、症状固定の時点で、高次脳機能障害の場合には、後遺障害診断書、神経系統の障害に関する医学的意見(CTやMRI画像の異常所見の有無等を記載した書面)、日常生活報告書(事故前と比較してどの程度生活上の支障が生じるようになったのかを示す書類)といった書類を作成する必要があります。
    これらの書類は、交通事故の被害者に残っている症状を説明するものですので、後遺障害認定において非常に重要な書類となっています。

 

    しかし、医師は、患者の症状を改善するための治療やリハビリについては専門家ですが、後遺障害の認定基準及びその運用方法等についての専門家ではありません。それゆえ、後遺障害認定の場面で非常に重要な書類である、後遺障害診断書や入通院時に作成する診断書等の記載が、将来において後遺障害認定を受けることを踏まえた内容になっていないことが多くあります。

 

 
    当事務所では、弁護士が、高次脳機能障害を始めとする後遺障害に精通している実務家とも連携して、後遺障害認定を含めて、被害者の訴えている症状について適切に評価してもらうために、交通事故被害者の方のサポートをワンストップで行っておりますので、高次脳機能障害についてお考えの方はお気軽にご相談下さい。
 


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